みんなの自己肯定感爆上げブログ

認知症の方や病気や障害により自信を失った方向けに100点が取れる脳トレと趣味活動などを紹介しています!

作業療法士になりたいと思っている方へ

 

こんにちは!作業療法士のタロです🐶✨

 

今日は作業療法士になりたいと思っている方に作業療法士の魅力を伝えたいと思い、ご紹介にあがりました!

 

…といっても私は地域での作業療法士しかやったことがなく、病院や身体領域の経験はありません(もちろん実習では経験しましたが💦)。なので「こんな作業療法士もいるんだな~」程度に考えていただければと思います✨

 

また、「病院やデイケアなどで関わったことがあるけど、作業療法士って何だかわからない。理学療法士とどう違うの?」と思っている方もぜひぜひご参考にしてください✨

 

いらすとやさんの作業療法士さん

 

 

 

作業療法士って何なんだ??!!」

 

作業療法士って何なんだ??」これ、私が学生時代に何回も思ったことです。

なぜなら、聞く作業療法士によって答えが異なるからです。

私としては「心と体のリハビリをする人」と答えますし、学生時代もそう思ってきておりました。

けれど、初めての実習先で作業療法士のアドバイザーに言われました。

 

作業療法士は手のリハビリをする人だよ」

 

…え???

 

実習の苦悩

 

実習は誰に聞いてもつらいです。課題で眠れないし、アドバイザーには毎日怒られるし(病院によって差があります)。しかも長期実習の場合は2~3か月程度いかなくてはなりません。そんな精神的に弱った状態で先ほどのセリフをアドバイザーに言われました。

 

私は困惑しました。初めての実習先で言われたため、現場ではみんなこんな考えになっているのかと考えてしまいました。

困惑した後、「私が目指している作業療法士は『手のリハビリをする人』じゃない!!」と強く思いました。

自分の考えと現場のギャップを思い知り、打ちのめされましたし、こんなに実習や勉強を頑張ってもなりたい作業療法士になれないなら、もう作業療法士を目指すのをやめようと思いました💦

 

同じように思った生徒は沢山いたようで、現場と自分の勉強したことのギャップでみんな驚いておりました。

 

そうした中で大学を卒業し、免許をとっても「作業療法士をやらない」といって一般企業に勤めた人も居ました。また、作業療法士として働いた後、数年で別の仕事に就く方も沢山見てきました。

 

私は、そういった人を見て、悲しく思っておりました。

 

作業療法の魔法

 

そんな中で私がなぜ作業療法士を続けていられるか。

 

それは、作業療法の魔法を間近で見てしまったからです。

 

2回目の身体領域の実習中(前に書いたところとは違う病院です)、脳梗塞で麻痺が残り、抑うつ状態になっている方を受け持ちました。

 

よくある症例です。脳梗塞になるとほとんどうつ状態になります。

 

その方は麻痺の状態はひどく、自分で体を動かすことができずに毎日泣いておりました。

 

その方に対する作業療法をする上でアドバイザーの方は言いました。

 

「まずは、小さいことでもできたことを褒めよう。うつ状態を改善できるように目指していこう!!」

 

と。

 

目からうろこでした。それは、以前実習で聞いた「作業療法士は手のリハビリをする人」とはかけ離れておりました。

 

そして、小さなことを褒めているうちに、その方の精神状態は回復していきました。

 

…そしてなんと

 

精神状態が改善するにつれ、身体の状態も改善し、自分で移動できるまでに回復したんです!!!

 

もちろん、偶然かもしれません。実際回復の見込みが十分にある時期でした。

 

ですが精神状態が改善し、リハビリを積極的に取り組むことができるようになったのは回復の一因ですし、それは作業療法士の支援があってこそだと考えられます。

 

初回の評価と最終の評価ではまるで別人になり、最初にあった時に泣いていたその方は実習を終えた時には笑顔になっていました。

 

「心と体のリハビリをする」

 

作業療法士の本当の役割や仕事を目の当たりにしました。

そこから私は、作業療法の魔法にかかってしまったのです。

 

 

作業療法士になりたいと思っている学生へ

 

実習先で打ちのめされてしまうことや、実際働いた後に自分の目指す「作業療法士像」のイメージと違って困惑することも多いかと思います。

 

でも、あなたが作業療法士として活躍するためにも

「どうして作業療法士になりたいと思ったか」

「どんな作業療法士になりたいか」

これを大事にしてください!

 

貫けそうだったら、実習先や働いている病院でも自分のやり方を貫いて下さい。

 

もし難しかったら、作業療法士をやめる前に違う病院も見てみてください。意外と病院を変えると求められる人材が違うので、のびのび楽しく働けることもあります✨

 

作業療法士ってなんだ?と混乱したら、理学療法士さんと一緒に働かない環境に行くのもいいと思います!作業療法士理学療法士さんと役割が似ているため、混合されることもありますから(最初の病院では理学療法士が「足のリハビリ」作業療法士が「手のリハビリ」と言われていました。そんな風に思っているところも多いみたいです💦)。

理学療法士さんと離れることで、作業療法士アイデンティティーも考えやすいですよ✨

もちろん、理学療法士さんと協力して働くのも素晴らしいと思います✨

 

 

いずれにせよ作業療法士として、どうか体だけではなく患者様や利用者様の心に寄り添ってくださいね😊✨

そうすれば、作業療法士の魔法をあなたも体験して、夢中になってしまう…かも??

 

もし悩みや「私はこう思う!」等意見がありましたら是非教えてくださいね!!

 

それではまた👋